こんにちは、ゆき(@yuki_jitanable)です。
2月に入ると、どの市区町村でも4月入園の保育園の入所利用承諾通知や不承諾通知が届く頃ですね。私は昨年秋、二人目の子供の保活を行いました。そして無事に第一志望の保育所の0歳4月入園枠をゲットすることができました。
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私自身は5年前に一人目の子の保活をしていますが、その時に大きな失敗もしています。
これらのことをを踏まえて、働くお母さんが避けて通れない保活について、保活当事者目線で解説していきたいと思います。
保活記事の内容は情報量が多いため、<保活検討編>と<保活見学編>の2部構成でお送りします。
- 保活について気になっている人
- 初めて保活を行う人
- 保活の用語やスケジュールについて大まかに知りたい人
ゆき
育児冊子などは、市や民間企業から無料でたくさん貰えるのですが、保活をどう進めたら良いのか解説する資料って少ないですよね。
特に一人目の保活はいつから動くか分からず、出遅れる人もいると思います。
ルチノー
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保活を始める前に知っておきたい保活用語
保活を攻略するためには、まず保活用語を知る必要があります。まずは、基本の「保活」とは何か、からお話ししていきたいと思います。
子供を認可保育所に入園させるための活動。特に、待機児童にならないよう、育児休業の期間を調整したり、引っ越しをしたりするなどの積極的な活動をすること。
出典:goo国語辞書 https://dictionary.goo.ne.jp/srch/all/%E4%BF%9D%E6%B4%BB/m1u/
赤い太字のワードについて詳しく紹介します。
保育所には認可保育所と認可外保育所があります。認可保育所は、厚生労働省が定めた基準(子供一人あたりの職員数、広さ等)をクリアし都道府県自知事が認可した施設で、補助金がでるため、所得に応じた割安な保育料で安心して子供を預けることができます。
認可保育所以外の保育施設が認可外保育所と言われており、補助が無いため一般的に保育料が高く、認可保育所と比較して、設置基準は緩やかです。働きに出ているのに、保育料で稼ぎが大きく失われてしまうのは、辛いですよね。
安心して子供を預けるためにも厳しい基準をクリアした施設に預けたいものです。認可保育所と認可外保育所は、主に以下のような施設があります。
- 公立保育所(自治体が運営する)
- 私立保育所(社会福祉法人や学校法人が運営)
- 認定こども園(幼稚園と保育園の運営理念を融合させた施設)
- 公設民営保育所(自治体が設置し民間が運営)
- 事業所内保育事業所(事業者が事業所内に設置して運営、地域の人も預けられる)
- 小規模保育事業所(定員が6~19人の施設(対象年齢は0~2歳))
- 家庭的保育事業所(定員が5人以下の施設)
- 認証保育所(自治体や地方公共団体が独自に設置基準を設け、運営費用の補助)
- ベビーホテル(夜間保育・宿泊に対応)
- 企業内保育所(企業内で働く方のみ預けられる)
- 病院内保育所(病院内で働く方のみ預けられる)
- 一時預かり施設
次に待機児童についてお話しします。
待機児童とは、日本において、子育て中の保護者が保育所または学童保育施設に入所申請をしているにもかかわらず入所できず、入所待ちしている(待機)状態の児童をいう。
※出典:ウィキペディア https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%85%E6%A9%9F%E5%85%90%E7%AB%A5
ざっくり言えば、保護者が保育所に入所させたいけれども入れない子供の事を指します。2017年3月に待機児童の定義が変更されました。しかし、依然として以下のような方は待機児童から除かれています。
- 特定の保育所等への入所を希望している
- 保護者が求職活動を休止している
- 保護者が主に自宅で求職活動を行っている
- 保育所以外の保育サービスを利用している
定員の空きのある保育所が遠く通うことが困難だったり、兄弟と同じ保育所に入所したいという理由や、働きたいけれど、保活戦線が厳しすぎて求職活動を諦めている人、認可の保育所に入所したいけれど入れないのでやむなく認可外を利用している人が含まれていないのです。
こういった方々を含めた潜在的待機児童は自治体のカウントする待機児童数に含まれないため、注意が必要です。2017年3月の定義改定以前は、育休を延長できる人は待機児童に含まれていませんでした。保育所に入所できない結果育休を延長するので、かなり矛盾していたのです。
このように厳しい状況の保活ですが、早くから意識し盤石な体制を整えておくことが、攻略の近道です。では、保活はいつから始まっているのでしょうか?気になりますよね。
保活はいつから始まっているの?<序盤編>
実は保活は、働く女性が子供を希望し、出産後も働き続けたいと思った時点ですでに始まっています。二つの理由からお話ししていきたいと思います。
居住地選定は、保活の本当の始まり
保育所の数や定員は、管轄する自治体によって施設の数や定員数に格差があります。住宅の開発で人口流入が増えた(もしくは開発予定の)地域は、保育所の数や定員数が人口比に対して絶対数不足していたり、逆に過疎地域は需要が少ないため保育所そのものの数が少なかったりする事もあります。
子育てする居住地選定の時から、保育所に入りやすい地域を選んで住宅を探すことが、本当のスタートラインとなっているのです。
客観的に入りやすいかどうかは、自治体のHPの待機児童数、各保育所の定員数、在籍者数の表を見ることが参考になります。表の数の見方が分からない場合、自治体の保育課へ聞く事ができます。潜在的待機児童については物差しがないため、「どういったステータスの人が入りやすいのか」という主観的な情報は、その 自治体での保活経験者が見つかれば、ぜひ聞いてみましょう。
さらに、二人目以降の子供も望んでいる場合は、育休退園制度がある自治体を居住地に選んでしまうと、大きなリスクとなります。「育休退園」制度とは、育児休業を取得した場合、休業期間中は「家庭での保育が可能」との判断から、保育園等に預けている上の子どもが退園となる制度のことです。
二人目の保活の際に、一人目を保育園に入れ直す為、二人分の入所申し込みをする必要が発生します。定員数は法定で施設の広さや、保育士の数に応じて年齢ごとに決まっているため、定員の枠が少ない地域で二人分の保育所の定員枠を勝ち取るのは至難の業なのです。
- 保育所に入り易い自治体に所在する住居を選ぶ
- 二人目以降も考えている場合、育休退園制度のある自治体の住居は候補から外す
お誕生日で保活に差がつくので、妊娠時期を見計らう
女性がいつ妊娠できるかは、とても難しい問題です。授かりやすい方もいれば、妊娠しにくい方もいます。それでも、待機児童が多い地域の状況は残酷で、保育所に入れやすい子供の誕生日は、4/2~10/1となっています。
保育所は受け入れの月齢が決まっており、57日~、6ヶ月~、1歳児〜(4/1に満1歳を迎えている児童)からの主に3つのパターンがあります。57日目からのの理由は、労働基準法による産婦の就労禁止期間が56日間であることが理由です。
保育士の数は、保育する赤ちゃんの数と年齢に応じて配置をすることが法律で定められています。そのため、6ヶ月から入所の施設と1歳児クラス(4/1に満1歳を迎えている児童)から入所を受け入れる施設があります。57日目入所の施設は、とても少ない印象です。
そこで、6ヶ月から受け入れの保育所に入所したいとします。保育所にもっとも入所しやすい月は進級月である4月1日です。この4月1日に6ヶ月を迎えていないと、そもそも入所の要件を満たしていないため申し込みすらできません。必然的に翌年4月か年途中の入所に候補が絞られてしまいます。
赤ちゃんがおなかの中で順調に発育しても、出産日は出産予定日から多少前後するので、予定日が4月下旬~9月上旬になるように、妊娠時期を逆算することで後の保活を有利に進めることができます。
さらに言うと保育所の入所申し込み時期は10月~11月のため、見学や申込書類を記入したり揃えたりすることを考えると、出産前後は難しいものです。4/2以降の年度明けの早い時期がお誕生日と近ければ近いほど負担も小さく抑えられます。晩夏から秋口に妊娠することができればベストです。
賢く出産準備グッズを揃えるコツはこちら↓の記事でご紹介しています。
保活序盤の体制はしっかり整いました。妊娠中の悪阻や、休職前の引き継ぎ、出産、産褥期の過労、慣れない新生児のお世話、、、を乗り越えて、いよいよ保活の本番がやってきます。
保活はいつから始まっているの?<本番編>
一番保育所へ入園しやすい翌4/1の入所申し込みは、多くの自治体で10月から11月です。10月上旬頃に、入園案内が配布・開示されます。しかし、その案内を見てから動くのでは遅いのです。できれば、今年の入園案内書類を手に入れて、内容に目を通しておきましょう。
希望の保育所に年途中入所ができるかは兎も角、定員に空きがある限り、入所申込は通年受け付けているため、書類は必ず入手できます。
入所の要件や、申込書に添付が必要な書類を確認しておく事ができます。保育所入所の優先順位は基準表の点数が高い順に決まっていくため、自分の世帯が何点になるのか予め確認することができます。
申し込みをする児童が所属する世帯の家庭状況を点数化したもの。点数は正式には指数と呼ばれ、指数や優先される要素の内容は各自治体によって異なる。まず父母の点数を基本指数とし、そのほかの家庭の状況(個人・世帯・対象児童)によって点数が加算減算される。
加算の例:一人親、病気、障害、介護、認可園の保育士または幼稚園教諭である、祖父母と非同居
就労実績が長い、自治体における居住歴が長い、兄弟が在園している 等
減算の例:就労実績が短い、65歳未満の無職の祖父母が同居、入園承諾辞退実績のある者、保育料滞納 等
書類を揃えるのは翌年の入園案内を手に入れてから進めるのが確実ですが、見学はもっと早めに動き出す必要があります。コロナ禍のため、見学者に人数を絞っているもしくは実施していない保育所もあり、見学の予約が取れないのです。
出産前後を避け、今年の入所の児童が慣れて保育所が落ち着いている6月~9月ぐらいに見学アポイントをとるようにします。保活本番の理想的なスケジュールを下記に作成しました。
- 自治体のHPで今年の入園案内(保育所の申込書類一式)を入手して、予め要件や添付する必要のある書類を把握する。
- 自治体のHPで保育所の情報提供シートが開示されていれば確認し、希望の保育所を選定していく。
- 保育所の落ち着く、6月~9月中に保育所に電話し複数の見学アポイントを取っておく。
- 質問事項を予めまとめた上で、保育所に見学に行く。見学不可の場合電話で質問対応してもらう。
- 10月初旬に来年4月1日の入園案内が配布されたら、すぐに入手して内容を確認する。
- 入所申込書に添付が必要な書類(会社の証明書や転居前の課税証明書等)を手配する。
- 締切期日に余裕を持って、保育所の申込書類一式を自治体の保育課へ提出する。
- 自治体の保育課で確認された後、不備不足書類があれば、再度提出する。
- 2月上旬頃に選考結果を受け取る。
- ⑨で入所保留になった場合、3月上旬頃に二次募集の申し込みを行う
ゆき
二回目の保活だからと油断していたら、一人目の子の保活の時と、入所申込書の書式が少し変わっていて驚きました。見学も10月だとすべて埋まっていると言われるケースもありました。
書類入手も見学申し込みも、書類に書かれている「申し込みの流れ」よりも早く動くべし。
自分でスケジューリングすることが大事だよ。
ルチノー
私自身は一人目(7月生まれ)の保活の時は、待機児童の多い自治体とはつゆ知らず、11月の翌年4月の入所申込時期を見送り、子供とゆっくり過ごして満1歳で保育所に入所しようと安易に考えていました。(旦那も、あまり早く職場に復帰してほしくないという意向でした)
しかし、保育課に電話してみたところ、年途中の入所はかなり厳しい旨を伝えられ、驚いて5月頃に小規模保育施設を含め慌ててたくさん見学に行きました。18希望まで記載し、嘆願書を添付して申込書を提出しました。幸いにも、利用調整の結果、6月1日から認可保育所に入所できることが決まりました。当時2016年は育児休業の延長は1歳半までだったので、保育園が決まらないと12月で退職になってしまうので大変焦りました。
2017年の育児休業法改正により育児休業は2歳まで延長ができるようになったので、現在ならば、1歳児クラス入所が選択肢に入ってきますが、多くの保育所で0歳児クラスと1歳児クラスの定員は同数で、ほぼすべての子供が持ち上がる、もしくは枠があっても上のクラスに兄弟が在籍する子が優先されるので、保育所に入りやすくなったのか微妙なところです。
私の住む自治体では第二子の保活をした際に、希望する保育所の数の選考の優先順位に加点要件になりますが、嘆願書添付や見学の実施の有無や数は、加点にならないという但し書きが増えていました。状況や保育課の対応は年々変化していっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。保活はスケジュール作成と情報集めが大変重要です。待機児童の多い自治体で、申込をするのであれば、一番入り易いのは4月1日です。保活が頭をよぎった時点で、居住地や妊娠時期を検討できるのであれば、保活本番をより有利に進めていくことができます。
<保活見学編> の記事に続きます。見学のポイントや希望園選びのコツ等にクローズしてご紹介していきます。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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それではまた!
またね!
ノーマル